Mk.11の紹介動画を作成するに辺り、前々から作りたいと思っていた
カメラスライダーを自作したので紹介しようと思います。
Mk.11の記事に関しては…ごめんなさい…
カメラスライダーとは
さてカメラスライダーとは、その名の通り、カメラを平行、あるいは垂直にスライドさせるための装置です。装置の構造としては、レールの上で雲台を固定したステージを走らせるという単純なものです。
カメラスライダーを用いて撮影された映像はどれも手持ちで撮ったそれとは一味も二味も違います、が市販品を買うと、やはり映像業界なので一台数万円します。
そのわりに構造が単純なので自作する人は非常に多いです。
youtube等で「Camera slider」あるいは「Dolly」と調べてみると非常に沢山の作例が出てきます。
制作
Illustratorで設計をします。
最初の計画だと、アルミ材で作ろと考えていたのですが、時間があまりないので、加工接合が容易なMDFで作ることにしました。
予めカットの図面を引いておきます。
加工は精度を出すために、ホームセンターのパネルソーを使いまいした。
カットされた部材です。
Illustratorで作図したものを印刷して張りつけ、そのうえからポンチを打つと簡単です。
ステンレスパイプを通すための穴です。ここは今回は簡易版なので、固定方法は圧入としました。
つぎは車輪となるボールベアリングを固定するための軸を通す穴です。同じように印刷した図面を貼ってポンチを打ちます。
φ3の軟鉄とプラスチックのスペーサーでベアリングを保持します。
これを2つ作って車輪部パーツが完成です。
次に雲台にスライダーを固定する部分です。この部分は強度が必要なので、アルミで作成します。M6のボルトで四ヶ所を固定します。
ちなみにカメラ用品の固定ネジはすべて1/4インチのネジです。このタップを持っておくと、カメラ用品のDIYができるようになるので便利です。(逆に持ってないと始まらない)
最後に雲台をステージに1/4ネジで固定し、このステージを先ほどの車輪部パーツに固定します。
完成
完成です。見た目は割りとしっかりしてます。
三脚に固定するとこのようになります。
作例映像
では製作過程と、スライダーを用いて撮影した動画をまとめたので、是非最高画質で最大化して御覧ください。
このように独特の雰囲気の映像が撮れるようになります。
ただ今回、非常に多くの問題点が後に明らかになりました。
そもそも、三脚一本ではカメラが両端に来た時のモーメントに対応できず、スライダーが傾いてしまうことが一番の致命傷です。
やはりここは三脚を両端に一台ずつ配置するしかなさそうです。
またステージが大きいため、ステージ上の雲台を上に向けようとすると、ハンドルとステージが鑑賞して上に向けることができないという問題もありました。
これらの問題点を改善したMk.2を時間ができたら作り直したいですね。
それでは…
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