2014年2月11日火曜日

エグゾーストキャノンMk.13完成、そしてTVに出ました(キャノンが)

こんにちは、yasuです。
ようやく春休みになりました。大学四年進級前の春休みということで、悔いのないように工作していこうと思います。

さて、前回の記事で途中まで触れていたMk.13ですが、実は設計から9日で完成していました。あの規模のキャノンでは過去最速です。
早速外観から見ていきましょう。


外観

前回の記事に掲載したCADでのモデルとほぼ同じものが完成しました。
後部のAEV保護メッシュがクールです。
全長800mm、容量は1.5Lほど。

ノズル

ノズル部分は、前回の記事で述べたように可能な限り大口径な設計としました。
Φ35mmと大口径なため迫力があります。

 またこのようにノズルには1 1/4の管用ネジが取り付けてあるため、様々な拡張アタッチメントを接続することが可能です。今後のノズル開発にも容易に利用できる実験機となっています。

AEV

また今回のコンセプトは実験機であるため、このようにメインピストンとAEV間のチャンバーには1/8インチ4系統のポートを設けてあります。
エア供給、排気ポート、圧力計、もうひとつは安全弁等が想定されます。

ノズルの大口径化に伴い、AEVもΦ32の大口径となっています。
写真ではAEVピストンは線径2mmの固定用Oリングを用いたものですが、排気の勢いで溝から吹き飛ばされるという不具合があり、現在は線径3.5mmの移動用Oリングを用いたピストンに換装してあります。

AEV保護メッシュを取り付けたAEV部分ですが、かなり個人的にデザインが気に入っております。
この部分は高速で後退してくるAEVピストンを保護するためだけでなく、後端のプレート(黒のナット3つで固定されているジュラルミン製のそれ)にはAEVをシリンダ―中央に保持する役割が有ります。この部品を追加したため、後退してきたピストンは極めて安定して保持され、停止した衝撃でピストンが曲がったりなどの故障を防ぐことができます。

発射動画


組み上げて空圧ライン等を接続するとこのようになります。
発射シーケンスをまとめた動画を以下に示します。
 このような感じで射撃が可能です。
また今回ノズルとして塩ビ管を接続し、衝撃波管モードを再現してみました。

衝撃波管とは

衝撃波管(しょうげきはかん、ショックチューブ、: shock tube)は、管内に発生する衝撃波を利用して、主として気相中の燃焼反応を研究するための実験装置である。衝撃波管およびショックトンネルなどの類似装置は、他の実験装置ではデータを得ることが困難であるような、広範な温度圧力範囲に渡る流体力学研究にも使用することができる。
Wikipediaより引用
と使用用途は上のとおりです。原理としては単純で、高圧の流体を低圧の流体へ隔膜の破壊、或いは急速に開放される機械式弁を用いて急激に導くと、低圧側へ高圧側から衝撃波が発生するというものです。
要するにキャノンの先にパイプをつければいいというわけです。
実際に機械式弁を用いた衝撃波管の構造はエグゾーストキャノンのそれと全く同様の構造となっています。




動画の音声ではなかなか判断しづらいですが、実際に操作している人間には、明らかな差が確認できました。ノズルなしではピストンの開放速度がそのまま音の立ち上がりに反映されますが。しかし長いノズルを設けて衝撃波管を再現した場合では、より立ち上がりが鋭くなり、キレの有る衝撃が開口端より発生します。

トリガー方法の改良

先ほどの動画では、AEVチャンバーに接続されたエアダスターを作動させることでチャンバーを排気し、AEVを駆動させていました。しかしその方法では排気速度が遅いのでより高速なバルブを製作することにしました。

原理としてはMk.11の時に使用したバランスバルブと同様です。しかし今回はそのバランスバルブをエアを用いてより高速で駆動させる仕組みを採用してみました。
このようにMk.11のそれと比較してやや大型になっています。
左端にワンタッチ継手を接続できるようにしてあり、この部分にエアーを送り込むことでバランスバルブを高速で駆動させます。

内部はのように真鍮とOリングで構成されています。1日で作りました。

 部品を接続するとこのようになります。発射シーケンスはより複雑になってしまいましたが、実験機なのでよしとしましょう。

実際に射撃を行った様子は以下です。

この様によりキレの有る射撃を実現することが出来ました。

日本テレビ「アソビラボ」への装置製作協力


さて、このMk.13ですが、実は某TV局の番組に使用するために制作されたものであります。日本テレビの「アソビラボ」という番組で「ミライの豆まきを実現する装置を作ってくれないか」との依頼を受けて設計を行っていたのです。

放送の様子はこんな感じでした。
http://megalodon.jp/2014-0211-1521-37/www.ntv.co.jp/asobi/

要は大流量エアーで豆を高速で射出する装置ということです。基本的な構成としては、モスカートとか呼ばれるエアガン用のそれと同様です。

撮影時の裏話とか…

収録スタジオが某日テレ本社ビルの最上階ですごかった(田舎者感)

最上階だけ合って都内が見渡せます。エレベータの上昇速度もすごかった(田舎者感)


さて、肝心のMk.13の方はといいますと…





















とてもファンシー…




 ファンシーなボックスの中にはこのようにMk.13が設置してあります。ここから豆を射出し、風船で制作した鬼ヶ島の鬼どもを木っ端微塵にします。(写真で見てわかると思いますが、バレル先端にはモデルガンのようにボルトが刺してあります。某法律対策です)

撮影の様子はこのような感じ。見事風船を破壊することができ、収録は無事終了したっぽいです。

ただこの番組、宮城県では放送されないようで、
1/30日のオンエアだったのですが、僕はまだ一度も見ていません…

このような感じで、エグゾーストキャノンを用いた特殊装置等の製作も可能な範囲で引き受けて行こうと思っておりますので、何か構想が有りましたら連絡をお願いします。


それでは長くなりすぎたのでこんな所で…




2014年1月13日月曜日

コミケ、ア理科イベント、キャノンMk.13

みなさんこんばんは、yasuです。
遅れましたがあけましておめでとうございます。

ちょっと間がかなり開いてしまったのでまずはちょっとした近況からご報告です。

コミックマーケット85

去年の冬コミに「うずまのよどみ」名義でサークル出店をしてきました。
頒布物は例のごとく心太さん原作の京都秘封ランドスケープの巡礼本、
「京都秘封ランドスケープ巡礼録」です。

今回はVol.2として嵐山に焦点をあててみました。
内容はVol.1と同じくランドスケープと同じ構図の写真、そしてその地の見どころや東方的小ネタを纏め、サークルの人々(自分ともう一人)で撮影した写真で構成されています。

ランドスケープポイント紹介ページや
 それにかぎらず周辺情報のコラムも充実。

前回の例大祭では印刷品質が悪く、意図した色味が得られなかったため今回は印刷所を変更。結果期待通りの色味が得られ、満足の行く物が出来ました。
既刊であるVol.1を100部、新刊Vol.2を150部持っていったのですが、東方オンリーイベントでもないにもかかわらずVol.1は完売、Vol.2も残り数冊を残すまで売り切ることが出来ました。当日購入してくださった方は本当にありがとうございました!

アリエナイ理科イベント

12/20に東京阿佐ヶ谷ロフトにてアリエナイ理科の教科書執筆陣+αによるトークショーが開催されまして、それにメインゲストとして参加してきました。

当日はキャノンMk.11とウェアラブルエアタンクを装備し登壇、壇上で無差別発砲をかますという極めてカオスな登場をキメました。
ブログでは書けないようなアレな話が飛び交うまさにアングラ(実際ライブハウスは地下)な内容で久々に全力でキャノンについて話した気がします。

当日の内容に関してはゲームラボさんが記事にまとめてくださっているのでそちらを参考に…

また当日の目玉としてエグゾーストキャノンMk.7をベースに開発した初の量産機、
Mk.7 Type Mass-Production
を3機限定で販売しました。



量産機と表記してありますが、見た目、そして威力ともに一切の妥協は有りません。シール部にはすべてOリングを使用し、すべて金属削り出しの極めて完成度の高いものになっています。
そして量産機という表記、別にNCを導入したとかそういうわけではなく、要は僕が死ぬ気に成って短期間でたくさん作っただけの話です…(もうあれはやりたくない…

当日は物販が始まって開始5分で完売してしまいました。当日購入できなかった方は申し訳ありません…
また何かしらのイベントが有った際には制作しようと思っているのでその時はよろしくお願いします。

エグゾーストキャノンMk.13

ついにMk.13の設計、製作に着手しました。

設計コンセプト


Mk.13は過去Mk.12までのノウハウを集約し、汎用性、製作性そしてもちろん排気速度も過去最高を目指します。

Mk.11は2年間開発を続けバージョンアップを繰り返して部品や構造を何回も何回も改良を加えていったものなので、設計に一部無理があるところがありました。その辺りを一度ゼロから設計し直すことでゆとりのある部品配置や、高い製作性を実現します。

ノズルの設計


従来のMk.11とMk.13は設計の流れで大きく異なることがあります。それはノズルの設計です。
従来のエグゾーストキャノンではノズルの断面積は適当に雰囲気で決めていました。
しかし今回、圧縮性流体力学の知見を取り入れその部分の最適化を行いました。

Mk.11のノズル直径は30mm、そして今回のMk.13では35mmまで拡大されています。これは面積比で1.36倍にあたり、その分流量増大が見込めます。

ただここで大きければ大きいほど良いかというと、そういうわけにも行かないのです。

以下にノズル付近の流路の模式図を示します。

この図に示すように、単管式キャノンではエアタンクとノズルをシールするピストンによって◎型の流路が形成されます(右の流路)。
つまりノズルの断面積を大きくするとこの◎流路の断面積が小さくなってしまい、かえってそちらがボトルネックとなってしまうのです。

この断面積を最適化しようとした時、普通に考えればノズル断面積と◎の断面積が同じ値を取ればいいと思われますが、空気のような圧縮性流体ではそうも行かないのです。

圧縮性流体の場合のノズル断面積最適化


圧縮性流体の場合、チョークという現象のために、ノズルの断面積を最適化する際にちょっとした計算が必要になります。

チョークとは端折って書くと、

ノズル出口での圧力が、タンクの圧力の0.528倍で与えられる臨界圧力よりも低い時、そのノズルでの質量流量はタンクの圧力とノズルの断面積によってのみ決まり、ノズルでは流体は音速で流れ、またどれだけ出口の圧力を下げても流量が変化しない。

といった雰囲気の現象です(知識不足をごまかす

エグゾーストキャノンの場合、ノズルでは確実にチョークが発生しその質量流量はノズル断面積とタンク圧力によって決まります。

しかし、◎の流路では圧力差的にチョークが発生しないと考えられ、流量の計算式がノズル部分のそれとは異なり、亜音速噴流の場合の式を適応する必要があります。
亜音速噴流の場合は◎部前後の圧力、そして断面積によってその流量を計算します。

つまり、ノズル部と◎部それぞれでの質量流量を計算し、それらがだいたい同じ値になる時最大流量となるわけです。

フローチャートにすると以下です。

タンク圧力を仮定(0.9MPaぐらい)
ノズル断面積を仮定
◎部断面積を計算
◎部後流の圧力を仮定(0.5~0.8MPaぐらい?適当)
タンク圧力と後流の圧力、そして◎部断面積より、◎部での流量を計算
◎部後流の圧力とノズル断面積からノズルでの流量を計算
ノズルと◎部、それぞれに流量を比較し、後者と前者が等しくなる断面積をさがす。

と言った感じのことをしました。
この結果、製作性や部品の配置等々を考慮しノズルの直径は35mmと決定されたのです。
(と偉そうに書いてみましたが◎部後流の圧力が適当だったり、流路形状による抵抗等は考慮に入っていないので信頼性は不明です…

3Dモデル


圧縮性流体力学の知見が取り入れられたMk.13ですが、すでに設計が完了しています。

完成図は以下です。

外観はMk.11のグリップを外したものとほとんど同じですが、各所に性能向上のための設計が施されています。


部品は基本的にA2017の削りだしです。ノズル部分はこのように成っており、先端には1 1/4インチの雌ねじが挿入されています。この雌ねじはOリングで流体的にシールされており、今後の外部ノズル実験や、圧縮空気のソースとしての利用にも容易に対応できます。

AEV



またノズルの面積が増大したことにより、AEV部分の面積も大きくすることができます。今回は直径は32mmに設定しました。前回のMk.11ではここは24mmだったのでAEVでも大幅な開放速度の向上が見込めます。
また高速で大型のAEVピストンが後退してくるため、安全対策としてメッシュを装備することにしました。見た目が個人的に気に入っています。

このようにAEVとノズルいずれでもかなりの流量増大を図った設計となっております。
その相乗効果による排気速度の向上がどれほどのものなのかが非常に楽しみです。

製作


そしてMk.13、すでに設計どころか製作が始まっています。

前回のMk.7 Type Mからフライス+割出し台という最強の組み合わせを大いに活用しています。
従来では不可能だった等間隔に一列なパイプへの穴あけ加工が可能になりました。これはとても大きいです。
 パイプだけでなく、当然丸棒にも正確な穴あけ加工が可能です。
 加工が終了したもの。素晴らしい精度です。
 引っ張り式ピストンストッパーを取り付ける穴を加工。この穴の間隔と一対一で対応する部品をもう一つ作らなければならないため、写真のように穴あけ治具を製作しました。
ノズル部分を中ぐりバイトで拡張している様子です。35mmともなると卓上旋盤ではなかなか大変です。
そして現在ここまで加工が終了した状態です。全体の3割ほどといったところでしょうか。まだ先は長いです…


とても長くなってしまいましたが、それでは今日はこのへんで…

2013年12月28日土曜日

CygwinにOpenOCDを入れる

こんにちは、もう新年もすぐそこですね。
今回僕はOpenOCDのインストールについて記事を書いていきたいと思います。さて、OpenOCDと言われてもよく分からないと思うのですが簡単に言ってしまうとデバッガのことです。ARMの開発などで使われるのですが、windows用のバイナリとして配布されていません。従って自前でビルドしないといけないので、Cygwinで環境を整えて入れようと思います。
ただGitが使えたりと便利ですがCygwinのパスはシステムパスと異なるので後で困ったことにならないか少し心配です... 

2013年11月21日木曜日

近況と告知

こんにちは、大変お久しぶりと成ってしまいました…
yasuです。

前回の更新から半年以上経過してしまいました…
というのも前期は大学のカリキュラムが理不尽で無益な詰め込み且つレポート地獄だったため、例大祭終了後、創作意欲と更新意欲が完全に基底状態でした…

では今の後期はと言うとすばらしい天国のような状況です。
科目も「空気力学」「数値流体力学」「中性子輸送学」等、専門性が高まり、レポートもほどほどの量に。そしてなんといっても授業数が激減したので空いた時間は常に工作室に通っています。

さて、そんな後期セメスターですが以前告知した通り、
Maker Faire Tokyo 2013へ3度めの出展をしてまいりました。
詳しく記事をかければよいのですが、ちょっと時間がないので省略させていただきます…
以下の動画で詳しく紹介して下さっているので紹介しておきます。編集者のmomonaekichiさん、ありがとうございました。
(ちなみに4:37辺りでMk.11の射撃音が聞こえていますのでそこも合わせて是非)



そして紹介が後になってしまいましたが、前々から作り続けていた、
エグゾーストキャノンMk.11
が二年の歳月を経てついに完成致しました。

こちらに関しては、ニコニコ動画の方に初めて動画を作成してアップロードしたのでそちらをご覧ください。
キャノンMk.11の詳細に関しては後日、必ず記事を執筆します…

その他にもMk.11の開発に関しては、その過程で幾つか動画を作っていたので、そちらも合わせて載せておきます。


Toroidal Vortex Ring Experiment 
PJ邸でのMk.11を用いた渦輪生成実験の様子。
キャノンの銃口の先に長いパイプを設け、圧縮空気の助走領域とすることで、切り立った圧力波面を形成し、開口端で高速で伝播する渦輪の生成に成功した。

Exhaust Cannon Mk.11 AEV Test 
ピストンの開放速度を飛躍的に向上させる技術”AEV”の実証実験
この実験の結果、キャノンのメインピストンが圧縮の衝撃荷重により崩壊。

Exhaust Cannon Mk.11.3 Automatic Reloading Piston Mk.2 Test 
メインピストンとリローディングピストンの間に加速領域として間隔を設け、かつリローディングピストンのロッドを最適化した、Automatic Reloading Piston Mk.2の実験動画。

ExhaustCannon Mk.11.3 Performance Test 
AEVの性能を引き出しつつ、過激なメインピストンの運動エネルギーを工学的に制御下に置くための機構を新たに加えたMk.11.3の試験動画。
連写性能と瞬発力のいずれもが完璧に動作している!

Exhaust Cannon Mk.11.4 Trigger Assembly 
トリガーとグリップを取り付けMk.11.4にアップグレードを計画、その途中経過。
トリガーはフライス盤で制作したので完璧な精度です。


いろいろやることが多すぎて、作業や完成したものに関して記事を書く暇すらなかったのです…申し訳ありませんでした…

さて、そして最後に告知です。

このブログの原点でもある
その執筆者陣によるイベント、

アリエナイ理科ノ教科書 冬の復活祭

生活に銃声を! キッチンに戦慄を!  悪の秘密結社の送る 狂乱の冬期講習


が12/20 東京の阿佐ヶ谷ロフトAにて行われるのですが、
なんとそれにゲスト出演することとなりました。

当日はMk.11とウェアラブルエアタンクを装備して、爆音と衝撃を発声させる予定であります。
中学校の時に「アリエナイ理科ノ工作」を手にしてしまって、それ以来取り憑かれたようにエグゾーストキャノンという装置を作り続けてきましたが、まさか本家よりオファーが来るとは…いやはや感慨深いです。

そしてもう一つ、
当日の物販にてエグゾーストキャノンの部品を売ろうかなとも検討中です。
既存のアイデアや技術を詰め込みまくった高性能高信頼性が保証された最新型を現在設計中です。
ストレスが溜まっていたり、はたまた鳥害に悩まされている方は是非この機会に…

それではまた…

2013年5月24日金曜日

【宣伝】例大祭10に参加します。

こんばんは、そしてお久しぶりです、yasuです。

このブログの内容とは直接関係ないのですが、今週末の日曜に東京ビッグサイトで開催される博麗神社例大祭10に参加します!
スペースは「す24b」で「うずまのよどみ」というサークル名で出展します。
頒布物としては、
「京都秘封ランドスケープ巡礼録Vol.1」
を100部持っていきます。


 サンプルをおいておきます。クリックで拡大出来ます!

どんな内容の本かといいますとpixivにて心太氏が展開されている、東方の秘封倶楽部を題材としたイラスト集「京都秘封ランドスケープ」というものが有りまして、すべて京都に実在する風景を背景に、そこで秘封倶楽部が活動している様を描いたイラスト集になっています。
このイラストに描かれた京都の風景を実際に巡礼し、その各地の歴史や魅力、東方的考察などをまとめ、またその場所のアクセス情報等旅行ガイドブックとしての情報も豊富な写真とともに綴ったのが、今回の作品の概要となっております。

文章は友人のほらいくんが、それ以外の写真撮影や、紙面レイアウト等は自分が担当しています。個人的には初めての同人誌であり写真集であるので、なかなかの達成感があります。いやぁー締め切り間に合ってよかった…

こいつのお陰で工作関連が総ストップしていたわけですが、それでも悔いはないほど、こだわって作った本ですので、もし興味があれば会場にて手にとっていただければ幸いです。
俗に特設サイトと言われるサイトをGoogleサイトででっち上げたので、詳細はそちらの方を御覧ください。
https://sites.google.com/site/uzmnydmpublication/home/rei10
それでは!

2013年4月26日金曜日

MFT2013

こんばんは、yasuです。

先日MakerFaireTokyoの開催日程が発表されていることに気づきました。

http://makezine.jp/blog/2013/04/2013_make_event_schedule.html

今年度は11/3,4に開催するようです。
開催場所に関しては未だ記載がないようですね。

MFTは去年は大学祭運営のほうが忙しく、出展も参加もしなかったので、今年度は何としても参加したいところです。またそれと同時に、今のMFTに漂う閉塞的な空気を破壊するつもりで出展内容も考えてきたいところです。
というのも2008年ぐらいからスタートしたMTMは最近だとどうもつまらないというか、卓上で完結するというか、ちまちました装置というか、そういう閉塞感が漂っていると思うのです。
個人的に最高だと思うのがやはり海外の本家MFTで、とりあえず火を吹けばいいだろう!?的なそういうアホな感じがたまらないのです。机の上でプログラミングをして、電子工作をしてというのもすばらしいことではあるのですが、日本のMFTはそれしか無いといっても過言では無い状況です。そういうものを作るのが日本のMakeという風潮がすでにできかけていて、MFTに出たいからこういうものを作るのような人も中にはいるんではないんでしょうか。

なので、今回の目標は日本版MFTの破壊ということで、激しく行こうと思っています。

今のところ考えている内容は、ウェアラブルエアタンクを用いたエグゾーストキャノンMk.11の実演ですが、期日までにまた他のプロジェクトが完成すればもちろん持っていくつもりです。

それでは。

2013年4月21日日曜日

「Fab Lab Sendai : FLAT」プレオープニングパーティーへ行ってきた

こんばんは、お久しぶりです、yasuです。

本日はFLATというスペースのオープンイベントに行って来ました。
FLATとは何かというと、仙台初のFabLabです。

Fab Lab 仙台:FLAT http://flat-sendai.com/

今までFabLabはつくばのFPGAカフェや東京のいろいろにしか無く、仙台ではそのようなスペースは一箇所もありませんでした。なので今回の出店は仙台のMakerにとっては大きな節目と言えます。

ではイベントレポートです。

ビルの四階にあります。


入り口は無機質な鉄扉で、知ってる人しかあけられないという印象でした。
秘密基地感があっていいですね。


まずFLATに関する説明が書かれた書類を受け取りました。


人がぼちぼち集まって来ました。

時刻になった所でオープニングです。
スタッフの方の自己紹介と、使い方や注意点を説明されました。
そしてオープンを祝ってクラッカーを鳴らして後は自由に会食という流れです。
お酒やオードブルが用意されましたが、自分は自転車で来たのでミネラルウォータで我慢です。ずっとオードブルの隣にあったラスクを食べていた気がします。


 人は結構来てました。年齢層はやや高め。大学生はあまりいなかった印象。




気になっていたデジタルミシンです。画像データを入力すると、それを刺繍で出力してくれる装置です。


出力サンプルです。これなら手芸ができない人でもオリジナルのグッズが作れますね。
利用料は初回に100円のボビンを購入するだけで、後は糸持ち込みで使い放題とのこと。


右奥にあるのはレーザーカッターです。
ステージ?が大きく、最大のワークのサイズは600×300、厚みは15mmまで行けるとのこと。この大きさは捗りそうです。対応素材としてMDFやアクリルが紹介されていました。


パーツが抜き取られた後のMDF材
これを糸のこで作れと言われたら絶望します。


プロジェクターの隣においてある照明は、レーザーカッターで切り出したMDFとアクリルをそれぞれ積層して作られたもの。またこれらが乗っている台自体も同じくレーザーカッターで加工したもの。ワークエリアが広いと組み合わせで家具も作れるのですね。

加工できる素材に関して話を聞いた所、POM等樹脂全般の加工もできるそうです。
POMの板材をレーザーで精密に加工できるとなると、例えば今まで旋盤で丸棒から切削していたピストンを一瞬で、複数サイズ、無駄なく切り出せるので、キャノン部品の量産もできます。
また入力データとしてAiデータが使えるので、イラレで設計図を書いている自分としてはありがたいです。
なおレーザーカッターに関しては、メンテナンス料として30分500円とのこと。
個人的にレーザーカッターは需要ありまくりです。


 さて、最近何かと流行りの3Dプリンターです。
2つが設置してあり、手前は Solidoodle 2ndGen、奥は有名なMakerBot Replicator 2です。


デモンストレーションとして鎖を出力します。


出力待ちです。


出来上がったのがこちら。このモデルだと15分程度で完成です。
こちらの3Dプリンターもデジタルミシンと同じく、造形に使うフィラメントと呼ばれる線状の樹脂は自己負担で、利用料は無料となっています。すばらしい。
個人的にはまだ利用用途が思いつきませんが、なにか作ろうと思ったらSketchUpでモデルを作って、さくっと安く試作できるのは面白いですね。



イベントの最後の時間にはFLATの0歳を祝ってのケーキが出て来ました。
その後はイベントに来ていた方といろいろお話をしてました。

FabLabは個人が買えない高価な特殊機器で気軽に工作ができるスペースとしての価値が注目されがちですが、個人的には工作が好きな人達が集まるスペースとしての価値のほうが大きいと思います。
宮城県美術館の創作室も同じオープンアトリエではあるのですが、あちらはどちらかと言うと芸術としての工作をしに来る人がメインなので、MTMに来るようなGeekなアヤシイものを作る人達のコミュニティはまず形成されません。
なので今回のFLATの進出はそういう仙台在住のアヤシイMakerにとって大きな変革なのかと思います。
スタッフの方にそんなことを聴いてみると、実際にこのスペースを使って工作関係のイベントや講演会を開催する予定もあるそうで、そういう所でもこのFLATは面白い役割を果たしてくれそうです。期待です。
今後の発展のためにも、まずは自分も含めてこの施設をどんどん使って行かなければですね。


そんな感じのオープンイベントでした。


おまけ

ホワイトボード裏面に記されたFLATのイベント案と思われる物。
巫女ワークショップ、受講したいです。
(四名のスタッフの内、一名が女性の方で元巫女さんらしい…本職はカメラマンらしい…すばらしい…)


それでは今日はこのへんで。