2013年4月26日金曜日

MFT2013

こんばんは、yasuです。

先日MakerFaireTokyoの開催日程が発表されていることに気づきました。

http://makezine.jp/blog/2013/04/2013_make_event_schedule.html

今年度は11/3,4に開催するようです。
開催場所に関しては未だ記載がないようですね。

MFTは去年は大学祭運営のほうが忙しく、出展も参加もしなかったので、今年度は何としても参加したいところです。またそれと同時に、今のMFTに漂う閉塞的な空気を破壊するつもりで出展内容も考えてきたいところです。
というのも2008年ぐらいからスタートしたMTMは最近だとどうもつまらないというか、卓上で完結するというか、ちまちました装置というか、そういう閉塞感が漂っていると思うのです。
個人的に最高だと思うのがやはり海外の本家MFTで、とりあえず火を吹けばいいだろう!?的なそういうアホな感じがたまらないのです。机の上でプログラミングをして、電子工作をしてというのもすばらしいことではあるのですが、日本のMFTはそれしか無いといっても過言では無い状況です。そういうものを作るのが日本のMakeという風潮がすでにできかけていて、MFTに出たいからこういうものを作るのような人も中にはいるんではないんでしょうか。

なので、今回の目標は日本版MFTの破壊ということで、激しく行こうと思っています。

今のところ考えている内容は、ウェアラブルエアタンクを用いたエグゾーストキャノンMk.11の実演ですが、期日までにまた他のプロジェクトが完成すればもちろん持っていくつもりです。

それでは。

2013年4月21日日曜日

「Fab Lab Sendai : FLAT」プレオープニングパーティーへ行ってきた

こんばんは、お久しぶりです、yasuです。

本日はFLATというスペースのオープンイベントに行って来ました。
FLATとは何かというと、仙台初のFabLabです。

Fab Lab 仙台:FLAT http://flat-sendai.com/

今までFabLabはつくばのFPGAカフェや東京のいろいろにしか無く、仙台ではそのようなスペースは一箇所もありませんでした。なので今回の出店は仙台のMakerにとっては大きな節目と言えます。

ではイベントレポートです。

ビルの四階にあります。


入り口は無機質な鉄扉で、知ってる人しかあけられないという印象でした。
秘密基地感があっていいですね。


まずFLATに関する説明が書かれた書類を受け取りました。


人がぼちぼち集まって来ました。

時刻になった所でオープニングです。
スタッフの方の自己紹介と、使い方や注意点を説明されました。
そしてオープンを祝ってクラッカーを鳴らして後は自由に会食という流れです。
お酒やオードブルが用意されましたが、自分は自転車で来たのでミネラルウォータで我慢です。ずっとオードブルの隣にあったラスクを食べていた気がします。


 人は結構来てました。年齢層はやや高め。大学生はあまりいなかった印象。




気になっていたデジタルミシンです。画像データを入力すると、それを刺繍で出力してくれる装置です。


出力サンプルです。これなら手芸ができない人でもオリジナルのグッズが作れますね。
利用料は初回に100円のボビンを購入するだけで、後は糸持ち込みで使い放題とのこと。


右奥にあるのはレーザーカッターです。
ステージ?が大きく、最大のワークのサイズは600×300、厚みは15mmまで行けるとのこと。この大きさは捗りそうです。対応素材としてMDFやアクリルが紹介されていました。


パーツが抜き取られた後のMDF材
これを糸のこで作れと言われたら絶望します。


プロジェクターの隣においてある照明は、レーザーカッターで切り出したMDFとアクリルをそれぞれ積層して作られたもの。またこれらが乗っている台自体も同じくレーザーカッターで加工したもの。ワークエリアが広いと組み合わせで家具も作れるのですね。

加工できる素材に関して話を聞いた所、POM等樹脂全般の加工もできるそうです。
POMの板材をレーザーで精密に加工できるとなると、例えば今まで旋盤で丸棒から切削していたピストンを一瞬で、複数サイズ、無駄なく切り出せるので、キャノン部品の量産もできます。
また入力データとしてAiデータが使えるので、イラレで設計図を書いている自分としてはありがたいです。
なおレーザーカッターに関しては、メンテナンス料として30分500円とのこと。
個人的にレーザーカッターは需要ありまくりです。


 さて、最近何かと流行りの3Dプリンターです。
2つが設置してあり、手前は Solidoodle 2ndGen、奥は有名なMakerBot Replicator 2です。


デモンストレーションとして鎖を出力します。


出力待ちです。


出来上がったのがこちら。このモデルだと15分程度で完成です。
こちらの3Dプリンターもデジタルミシンと同じく、造形に使うフィラメントと呼ばれる線状の樹脂は自己負担で、利用料は無料となっています。すばらしい。
個人的にはまだ利用用途が思いつきませんが、なにか作ろうと思ったらSketchUpでモデルを作って、さくっと安く試作できるのは面白いですね。



イベントの最後の時間にはFLATの0歳を祝ってのケーキが出て来ました。
その後はイベントに来ていた方といろいろお話をしてました。

FabLabは個人が買えない高価な特殊機器で気軽に工作ができるスペースとしての価値が注目されがちですが、個人的には工作が好きな人達が集まるスペースとしての価値のほうが大きいと思います。
宮城県美術館の創作室も同じオープンアトリエではあるのですが、あちらはどちらかと言うと芸術としての工作をしに来る人がメインなので、MTMに来るようなGeekなアヤシイものを作る人達のコミュニティはまず形成されません。
なので今回のFLATの進出はそういう仙台在住のアヤシイMakerにとって大きな変革なのかと思います。
スタッフの方にそんなことを聴いてみると、実際にこのスペースを使って工作関係のイベントや講演会を開催する予定もあるそうで、そういう所でもこのFLATは面白い役割を果たしてくれそうです。期待です。
今後の発展のためにも、まずは自分も含めてこの施設をどんどん使って行かなければですね。


そんな感じのオープンイベントでした。


おまけ

ホワイトボード裏面に記されたFLATのイベント案と思われる物。
巫女ワークショップ、受講したいです。
(四名のスタッフの内、一名が女性の方で元巫女さんらしい…本職はカメラマンらしい…すばらしい…)


それでは今日はこのへんで。